笑う門には福来たる

おじさんの四次元ポケット

稲城でどんど焼きに参加。しめ縄、門松、破魔矢を処分。


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門松、しめ縄、鏡餅、破魔矢の意味は?

お正月飾りって、いつからいつまで飾るのかとか、どのように処分するのかとか、意外と知らなかったりしますよね。そもそもその意味自体もよくわかっていなかったりもします。

子供の頃には普通に毎年お正月飾りが家に出ていたのですが、いつからいつまで飾ってあったとか、そういうのを意識したことはなかったです。

そして大人になり上京してからは、自分で正月飾りを買ったり飾ったりすることが、僕はこれまで一度もなかったんですよ。ダメな大人でしたので。笑

鏡餅だけは、毎年なんとなく買って飾ってはいたのですが、その飾る時期や食べる時期も曖昧でした。

しかし今年は、そういうのをちゃんとやろうと、嫁とそういう話になりまして、初めて鏡餅以外のものも飾ってみることにしたんです。正月飾りは、歳神様をお迎えするものとのことですので、ちゃんとお迎えしようと。

そんな流れで、僕たちは今年初めて、しめ縄を購入してみました。

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他にも門松破魔矢というのも考えたのですが、まずは1アイテム。しめ縄を玄関に。

門松はいきなり買うには、それなりにでかいですし、ちょっと抵抗がありまして…笑。歳神様をきちんとお迎えするには、おそらく全部ちゃんと用意するべきだとは思うのですが、まずはお手軽にスーパーで売っていたしめ縄鏡餅を用意してみることにしたんです。

今回僕はしめ縄と鏡餅しか用意しませんでしたが、お正月飾りにはそれぞれどんな意味があるのか調べてみたところ…

門松は、歳神様がやってくるための目印

しめ縄は、結界の意味も持ち、歳神様が安心して降りてくてくださるようにするもの

鏡餅は、歳神様へのお供えもの

破魔矢は、他の正月飾りとは異なり、歳神様とは関係なく、厄除けや魔除けの縁起物として飾られるもの。

かなりざっくりの説明ではありますが、お正月飾りには上記のような意味があるそうなんです。

歳神様の目印となるように門松を用意し、安心して家に入れるようにしめ縄を用意し、お供えものとして鏡餅を置く。

それがおそらくちゃんとした形なんだと思います。

 

しめ縄、門松、鏡餅はいつからいつまで飾るのか

さて、実際に正月飾りを購入して、それをいつからいつまで飾るのか。

毎年やっていれば自然とわかっているんでしょうけれど、大人になって初めて飾る僕たち夫婦は、とりあえずググって調べます。

そうしましたところ、地域による違いなども多少はあるようですが、一般的には「松の内」と呼ばれる期間が飾る期間のようです。

松の内の期間というは、元旦から1月7日、関西の一部地域では元旦から1月15日とのこと。

つまり、正月飾りはこの期間に飾っていればOKということになります。

しかしです。

どうやら、飾り始める時期というのも決まっているようなんです。

確かに皆さん、年末からもう飾り始めていますものね。

そちらも調べましたところ、どうやら12月13日以降ならOKみたいなんです。これは12月13日に飾らなければいけない、というわけではなく、12月13日から年末に掛けてなら、いつでもOKということみたいです。

とは言え、縁起の悪い日などは避けた方がよいらしく、例えば29日は「9」が「苦」を連想させるので避けられたり、31日は「一夜飾り」といわれ、慌しく飾るのは神様に失礼だとされているようです。30日も慌しいという理由で避けられるようです。

それらを考慮して、一般的には「12月28日」に飾るのが良しとされているとのこと。

もしかしたら地域の風習によって違いはある可能性はありますが、28日に飾っておけば、縁起や礼節としては問題ない、ということのようですね。

というわけで、我が家も12月28日に飾ることにしました。

正月飾りの時期をまとめますと、多くの地域では【12月28日~1月7日】、関西の一部地域では【12月28日~1月15日】というのが一番浸透している時期のようです。

もちろん、もっと早くから、12月13日以降でも全く問題はないかと思います。

 

しめ縄、門松、破魔矢、鏡餅の処分方法

無事に正月飾りを飾り、歳神様をお迎えしましたら、次はお片付けです。

正月飾りを片付けるというのは、お正月の終わりを決定付けられてしまうようで、なんだか少し寂しくはあるんですけどね。

しかし、年中正月気分で過ごすわけにもいきませんし、歳神様ももう次のお正月までいらっしゃいませんので、やはり片付けねばなりません。

さらには、片付けると言いましても、歳神様をお迎えしたものですし、粗末に扱うのもいけない気がします。例えば、普通にゴミで出してしまうのは、なんだか失礼にあたる気がしてしまいます。

ですので処分方法を調べました。

まず、鏡餅に関しては、普通に食べてしまえばOKです。笑

ただし食べる日が決まっていまして、それは「鏡開きの日」です。鏡開きの日は一般的には1月11日、関西の一部地域では1月20日です。

鏡餅は刃物で切るのは切腹を連想するので演技が悪いとされ、手や木槌を使うのが良しとされているそうです。鏡餅を開くことは「新しい年の始まり」を意味し、神様にお供えして力が備わっているお餅を食べることで、一年間の無病息災に繋がると考えられています。

続いて、門松しめ縄破魔矢ですが、こちらは自分で処理するのではなく、地域ごとに行われる「どんど焼き」で燃やすのが一般的とのこと。地域によっては「どんどん焼き」、「どんと焼き」などとも呼ぶようです。

なるほど、燃やしてしまうのが定番の処分の仕方だったんですね。

僕は生まれも育ちも長野の山奥なのですが、確かに冬の寒い時期に、「どんど焼き」を毎年やってました。僕の地元では「どんどん焼き」と呼んでいましたが、よ~く覚えています。あれは正月飾りを燃やす行事だったんですね。知らなかったです。笑

地域によってどんど焼きの場所は様々なようですが、神社や学校の校庭、公園などで行われることが多いようです。

どんどん焼きは1月15日に行われるのが一般的なようですが、地域によっては土日に合わせたり、違いはあるようです。

お正月飾りはどんど焼きで燃やしてしまうのが一般的な処分方法とのことですが、もしどんど焼きに行けなかったり、場所によっては行われていない場合もあるかと思います。そんな時にはどうしたら良いのか。

お住まいの地域によりますが、どうやら神社などでその処分を受け付けてくれるところもあるようです。近所の神社で処分してもらえるのでしたら助かりますよね。

しかしそれもできない場合、自分で処分するしかありません。

その場合には、一般ゴミとして出すのも止むを得ないようです。ただし、細かくし、お塩でお清めをして、丁寧に紙などに包み、ゴミに出すようにするのが良いとのこと。

ただし地域によっては門松は粗大ゴミなどに分類される場所もあるかもしれませんので、要確認です。

 

稲城市でどんど焼きに参加

正月飾りはどんど焼きで処分、というのを知りましたので、できればどんど焼きに行きたいです。行って燃やしたいです。

子供の頃は地元で毎年どんど焼きに行っていましたが、東京では一度も行ったことがありません。と言いますか、東京で行われていることすら知りませんでした。

僕は東京の三鷹市在住なのですが、三鷹市でどこかどんど焼きをやっているところがあるのかどうか、とりあえず「三鷹 どんど焼き」でググってみますと、ありました!出てきました!

少々遠い場所ではあったのですが、どうやら勝淵神社というところでやっている様子です。

さらに、隣接する武蔵野市では、何ヶ所もの会場で行われているようです。

東京でもどんど焼きって普通に行われていたんですね。初めて知りました。

そして、いつどこの会場に行こうかと考えていた中、思わぬ形でどんど焼きに参加することに。

それは、嫁の実家がある稲城市のどんど焼きです。稲城市では何ヶ所もどんど焼きが行われていて、僕たちが嫁の実家を訪れるちょうどよいタイミングで行われていましたので、これは是非しめ縄を持参して行ってみようと。

ちなみに、「稲城 どんど焼き」で検索しますと、下記の稲城市のHPで、場所と時間などの詳細が出ている場合があります。

塞の神(さいのかみ)行事 稲城市ホームページ

僕たちが行ったのは、稲城第六小学校の校庭です。1月8日(祝)のお昼12時から。

僕の地元の長野では、どんど焼きは夜だったのですが、東京では昼間なんですね。

12時少し前にしめ縄を持って校庭を訪れますと、そこには既にたくさんの人。中央には達磨などが積み上げられているのが見えます。到着する前には祭囃子(まつりばやし)のような音も聞こえていましたので、もしかしたらもう少し早く着けば、祭囃子の演奏を聴けたのかもしれません。

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しめ縄を持って、中央の積み上げられた山に近づきますと、近くにいた係の方がそれを中に入れてくれました。門松しめ縄破魔矢がたくさん積み上げられているのが見えます。

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その後、校長先生の挨拶に続き、12時ちょうどに松明を持ったおじさんたちにより、点火です。

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まずは煙が高く上がります。なんだかテンションも上がります。笑

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火はあっという間に正月飾りを燃やしていきます。竹が割れる「パンっ」という音に定期的にビビります。笑

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10分もしないうちに、このような状態に。

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嫁と並んで火を眺めていますと、なんと振る舞い酒お煎餅が配られて来まして、どちらもありがたく頂きました。ここでお酒が飲めるなんて思ってもいなかったので、笑顔がこぼれます。笑

御神酒を頂いた後、火もだいぶ小さくなりましたので、嫁と校庭を一周して帰路に就くことにします。そうしますと、校庭の一角には木の枝に餅が刺さっているものが。

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おそらくこれを、この後残った火で焼いて食べるんだと思います。僕も子供の頃、同じように餅を火で焼いて食べた思い出があります。その風習は地元だけかと思っていましたら、東京でも同じなんですね。

しばらく遠めに火を眺めたり、校庭をのんびり歩いたりして、学校を後にしました。

初めて東京でどんど焼きに参加したのですが、思った以上に楽しかったです。笑

お正月飾りもちゃんと処分できましたし、振る舞い酒も飲めましたし。笑

来年も是非行きたくなりました。思いがけず、充実した休日の午前中を過ごすことができました。

どんど焼きに行ったことがない方は、「お住まいの市区町村 どんど焼き」の検索でググりますと、何かしら情報が出てくるかと思いますので、是非調べて参加してみてください。

燃え盛る火を見るという機会もあまりないかと思いますので、それだけでもちょっと楽しいかもです。笑

 

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