長年の喫煙
今日は禁煙について書いてみたいと思います。
大きな声では言えませんが、僕は高○生の頃から日常的に喫煙をしておりました。笑
初めての喫煙は中○生の時です。最初はかっこいいから、と言う理由だけで、特にタバコが美味しいとも全く思いません。もちろん依存もしていません。
高○生になりますと、次第に日常的に喫煙をするようになり…
気付けば完全に喫煙が習慣になってしまっていました。恐ろしい。
それから20代~30代に掛けて、だいたい一日一箱くらいのペースで喫煙を続けていたかと思います。
朝起きるとまず一服。そこから一日がスタートする形です。
時には禁煙と言うものを考えたこともありました。
僕は母方の祖父母がどちらも肺がんで亡くなっておりますので、漠然とではありますが、その辺りにちょっとした不安も抱えていたんだと思います。
タバコ辞めようかな…
そんなふうに思い、買ったばかりのタバコをコンビニのゴミ箱に投げ入れ、禁煙を決意したことも。
しかし翌日にはもう我慢できず、さっそくタバコを購入している始末。
もうダメダメです。笑
結局真剣に禁煙に取り組むこともなく、何年も何年も、喫煙者として当たり前のようにタバコを吸う日々が過ぎて行きました。
ついに禁煙を決意
日常的にタバコは吸っていたのですが、以前から漠然とですが「辞めたいな~」と言う気持ちは少なからずありました。そうは思っていたけれど、辞められないと言いますか、辞める気がないと言いますか、
真剣に禁煙と向き合うこともしてきませんでした。
20代の頃は、周囲の友達なんかも喫煙率の方が高くて、禁煙している人の方が少なかったことなどもあり、自分も特に禁煙を意識したことはありません。
それが30代になりますと、周囲の友達もじょじょに禁煙する人が増えて行ったんですよね。
喫煙者に対する世間の風当たりもどんどん強くなります。それでも自分は関係なく吸い続けていたんですけどね。
そんなある日、僕と同じく喫煙者だった嫁が、突然タバコを辞めたんですよ。
ちょっと体調を崩したこともあり、「もうタバコ吸いたくない」と。
そして、なんとなくですが、僕もそれに乗っかってみたんです。
個人的には「これ!」と言った理由も特になかったのですが、ちょっとやってみるか、と。禁煙してみるか、と。
ただし、手元にはまだ数本タバコが残っていましたので、それを吸い終わってからにしようと。笑
禁煙初日が一番辛かった
最後の一本を吸い終わった僕ですが、これから禁煙だと考えると…
ダメなもんですね。
吸いたくて吸いたくてたまらなくなってしまうんです。
で、とりあえずシケモクに手を出すわけですよ。いわゆる吸い殻を吸うんです。笑
灰皿にたまった吸い殻の中で、長めのものをチョイス。そして火を着けるんです。
そんなことを繰り返しているうちに、吸えるレベルの吸い殻は一本もなくなり、いよいよ完全な在庫切れ。
さぁどうするか。
嫁の方はと言いますと、全く平気のようで、もうタバコには何の興味もないと。
女の強さを見た気がします。笑
吸い殻の在庫もなくなった僕は、迷います。
コンビニに買いに行くべきかどうか。
タバコの売っているコンビニが自宅のすぐ近くにありますので、ちょっと外に出ればタバコが手に入るわけです。
さんざん迷った末に、「よし、あと一箱だけ買って辞めよう」と思い、コンビニに向かうため部屋着から着替えます。
しかし着替えたところで思い留まることに。
これじゃいつまで経っても禁煙できないぞ、と。
で、また部屋着に着替え直します。
その繰り返しを約一時間置きくらいにするんです。
アホですよね。笑
しかし、その葛藤はめちゃめちゃ大きいんです。コンビニに行くために着替えては、また部屋着に着替え直す。
まさに葛藤です。葛藤を絵に描いたような行動です。笑
そんなことを何度も何度も繰り返しているうちに…
寝る時間になりました。
ですので、邪念を振り払い、寝ることに。
なんとか禁煙初日が終了です。
禁煙二日目から比較的楽に
なんとか禁煙初日を乗り切った僕は、二日目も同じような葛藤が繰り返されることを覚悟していました。
しかしながら、初日よりも迷う回数が少なくなったんです。
初日は、もう頭の中はタバコのことばかりでした。吸いたいと言う欲求を抑えられずに、そればかり考えてしまうんです。
二日目も同じような欲求は襲ってくるものの、そこまで頻度は多くはありません。
なんとか乗り切れるくらいになっちゃったんですよ。
で、そんな感じのまま三日目、四日目と進んで行きます。
そうしますと、じょじょにタバコのことを考える回数が少なくなるんです。
もちろん全く考えないわけではありません。吸いたいな、と思う瞬間はしばしば訪れます。しかし、吸いたいと思うのはほんの一瞬なんです。その一瞬を乗り切ることの繰り返しです。
タバコのことが頭に浮かんでしまったら、すぐにそれを自然と振り払える行動を取ることにしたんです。
例えば、テレビを付けるとか、本を読むとか、掃除をするとか。
別のことに意識を向けるようにしたんです。
喫煙願望は、そんなに持続するわけではありません。
度々襲ってはきますが、そんなに長いものではありませんので、その一瞬さえ乗り切ることを繰り返せば、どうにかなるんだな~と。
そして自分の中でも「今日で禁煙何日」と言うカウントを始めて、「ここまで禁煙したんだから、今吸ってしまってはもったいない」と思うように。
カウントする日々が一ヶ月くらい続いたかと思います。
そうしているうちに、だんだんカウントすらしなくなるんです。
タバコのことを考える時間が、日に日に少なくなって行くんです。
一番危ないと言われる酒の席でも、他の人が吸っていても、特に吸いたいと思うこともなく。
気が付けば、二ヶ月、三ヵ月と過ぎて行き、どうやら自分は禁煙に成功したのでは?と。
禁煙は長い闘い
無事に禁煙生活も数ヵ月を経ますと、禁煙に成功したかに思われます。
しかし、実際はそんなに甘いものではありませんでした。
半年くらいしてからでしょうか、また急に喫煙の欲求が高まってしまったりするんですよ。
タバコを吸っていた頃の、満足感だったり、至福の瞬間だったりを思い出してしまうんです。笑
今タバコ吸ったら美味いんだろうな~って。
そんなことを考え出すと、一本くらい吸ってもいいかな~なんて思ってきちゃうんですよ。
ここまで辞められたのだから、少しくらい吸ってもまたいつでも辞められるんじゃないかなって。
しかし、それはよく聞く話で、それが禁煙の落とし穴だと。
僕の友人たちでも禁煙の先輩方が皆口を揃えてそう言ってるんです。
ですので僕も、ここで吸ったら終わりだ。逆戻りだ。そう自分に言い聞かせます。
そうするとまた、タバコのことをあまり考えない期間に突入して行くわけです。
だいたい三ヵ月くらいの周期でしょうか?半年くらいでしょうか?個人差はあるとは思うのですが、おそらく誰にでも同じようなことが起きるのではないかと。
そこを耐えて行きますと、だんだんそのスパンが長くなって行く気がするんです。
僕の場合はまだそこまで長年禁煙を続けているわけではないので、はっきりとは言えませんが…おそらくこの闘いは一生続くのではないか?と思っています。
長い闘いであることは間違いないと思うのですが、どうせ禁煙を始めたのですから、またそれを一から始めるのもアホらしいです。
そして何よりも禁煙のメリットとして実感したのが、お金です。笑
毎日400円くらいタバコに使っていましたので、それがなくなるって、意外と大きいんですよね。
僕の場合、その他のメリットと言うのは特に感じなかったんですけどね。笑
ただ、タバコの匂いは敏感にわかるようにはなりました。あ、この人タバコ吸ってるんだな~と。
きっと自分もそんなふうに思われていなのかなって。
その匂いがなくなっただけでも、メリットだと思うようにもしています。
一度吸ってしまったら、たぶんまた喫煙者に戻ってしまうことは間違いない気がしますので、そう肝に銘じて、長い闘いを制したいと思います。
きっと禁煙の期間が長くなればなるほど、タバコへの欲求はなくなっていくものだと、そう信じています。
禁煙万歳!