左胸の痛みと原因
昨年の11月頃でしょうか。
僕は左胸が痛くなりました。
突然激痛が!とかではないです。なんとなく痛いかな?と言う程度の痛みから始まり、それがじょじょに大きくなって行き、放ってはおけないレベルに達した感じです。その期間は20日間くらいですね。約3週間です。
最初は特に気にもしていなかったんですよ。気にならない程度の痛みでした。ごくたま~に少し痛む程度でしたので、無視してました。笑
しかしです。
じょじょに痛みの頻度が多くなり、大きさも増し出したんです。
痛い部分としては、左胸の鎖骨下あたりから、乳首の上に掛けてですね。特定のポイントがあったわけではなく、その辺りが全体的にと言った感じです。
次第に、同じ部分の背中の側までも痛みを感じるように。
痛みの種類は、鈍い感じの痛みです。鋭いものではないですね。どちらかと言いますと、締め付けられるような痛みです。
そして、顕著にその痛みが現れるようになったのが、「食事の最中」と「食後」なんです。食事中に決まって数回、締め付けられうような痛みが襲ってくるわけです。その度に僕は食事を中断し、右手で左胸を掴む仕草を。
そんなことをしていますと、当然嫁にも心配されます。
普段僕はいたって健康体であり、風邪も全く引きません。おそらく体はかなり強い方なんです。
子供の頃にこそ、小児ぜんそくを持っていたのですが、今はもうすっかり治っています。その代わり、アトピー性皮膚炎が少しと、あとは花粉症くらいですかね。それ以外は基本的に健康体なんです。
そんな男が、急に胸の痛みを訴え出しているわけです。
そりゃ心配しますよね。
当然ですが、僕自身、心配になりました。
僕は現在こそタバコは吸っていませんが、長く喫煙者でした。さらには母方の祖父母が肺がんで亡くなっています。
ですので真っ先にそのことが頭に浮かび、「ついにこの時が来たか」と。
また、うちの家系には心臓が弱い人はいないのですが、左胸と言う位置からして、心臓の可能性も考えられます。
現在はネットと言う便利なものが発達していますので、さっそく胸の痛みをググってみますと、その結果にますます不安になります。自然と「死」についてまでも考えるようになってしまったり。
「狭心症」
「大動脈解離」
「気胸」
「逆流性食道炎」
「悪性腫瘍」
など、様々な可能性が挙げられていて、それらを見ているだけで恐ろしくなります。
しかし、ネットでそんな情報をいくら見たところで、所詮は素人です。原因なんてわかりっこありません。
このまま放っておいて治るものでしたら、放っておきたい。その可能性に賭けたい。
そんな気持ちもないわけではありませんでしたが、やはりここは最善の策を取ることに。
つまり、病院に行くと言う決断をしました。
嫁にそれを強制された感も否めませんが。笑
病院での診断結果
さっそく僕は、近所の内科を受診することに。
今までにもアトピーがひどくなった時に、何度か訪れたことがある病院です。皮膚科と内科が一緒になったとこですね。
今まで経験したこもない胸の痛みを抱えながら、診察の順番を待ちます。
ようやく名前が呼ばれ診察室。
先生に症状を事細かに説明します。
その後聴診器を当てられたり、心電図を取ったりレントゲン撮影も。
丁寧に診てくださり、僕の説明もしっかり聞いてくださりました。
そして先生が放った一言は。
「どこも異常はありませんね」
もし肺でしたら、その痛みは少なからず呼吸と連動しているとのこと。僕の場合には呼吸とは関係ありません。心臓でしたら心電図に何かしらサインが出るはずだと。
それらの判断から、「内臓には異常はないと考えられる」との診断でした。
それを聞いた時点では、もうかなり嬉しいですよね。やっぱり安心しますからね。
ですが、「だったらこの痛みは何だ?」と言うことにはなりますよね。
それについて先生の見解は…
「肩凝りや運動不足の可能性もある」と。
それについては、「マジか!?」と思う気持ちと共に、確かに背中の方まで連動している痛みは、ひどい肩凝りの延長上にあるような気がしなくもありません。
と言いますのも、僕はけっこう肩凝りがひどいんですよ。姿勢も良いとは言えませんし、仕事でもパソコンを使っていますし、家でもアホみたいにブログを書くのにパソコン使っていますし。
「肩凝り」や「運動不足」と言うのは僕に関しては当てはまってはいるんです。
もちろん、それ以外の可能性もないわけではないので、痛みが続いたり悪化するようなら、大きい病院での精密検査なども必要になってくるかもしれません。
そこでとりあえずは「肩凝りを解消する運動などをしてみて、様子を見る」ことになりました。
ネットの情報などから、それなりの病気を覚悟していた僕ですが、思いもよらぬ診断に驚きつつも、大きな安心を得て帰路に就くことに。
あっと言う間に回復
僕は一日中パソコンに向かっていることもあります。
昔から肩凝りはけっこうひどい方だったのですが、ここ数年は特にひどいかもしれません。
特にこれと言って趣味で運動をしているわけではありませんので、運動不足であることも事実です。
ただ、「歩く」と言う行為がとても好きでして、毎日30分~1時間くらいはどんな日でも歩いていますね。散歩も大好きですし、嫁としている神社巡りなんかも、いつもかなりの距離を歩いています。
敢えて運動と言えばそれくらいなのですが、そのおかげなのか、体型もスリムな感じを維持していますし、いわゆるメタボはまだまだ遠い存在です。
とは言え、あえて運動と呼べるものはそれくらいです。若い頃は毎日筋トレなんかもしてたんですけどね。いつの間にかそれもやらなくなってしまい…。
これでは運動不足ですよね。
何か運動をしなければいかん、と思いつつも、どうせやるなら続けられるものが良いです。
ジムに通う、なんて選択肢もありますが、続けられそうにありませんし。汗
そして、まず今僕が最も優先してやる必要があるのが、「肩凝り」を解消するための運動です。
肩凝り解消運動なるものはけっこう色々ありまして、YouTubeで検索するだけでたくさん出てきます。
それらを見ながら、自分でもいくつかやっていたりします。
確かにどれも肩凝りには効果がありそうです。
しかし。
これを毎日続けられるかと言うと、あまりそんな自信がありません。
めちゃめちゃ簡単な運動とかもたくさんあるんですけどね。それなのに、やはり毎日続けるって、意外とできないんですよ…汗。
これは僕に原因があるのか、それとも人間と言うのはそう言う生き物なのか。笑
そんな中、唯一僕が毎日続けられているものが一つだけあります。
それは…
ラジオ体操です。
そうです、あの有名な誰でも知っている体操です。
日課としてラジオ体操を始めるようになって、このブログを書いている現在も続いています。5ヵ月ほど続いていることになりますね。
そしてもちろん、ラジオ体操は間違いなく肩凝り解消に効果があります。
僕が病院に行ってから約一週間後。ラジオ体操以外にもいくつか肩凝り解消運動は試しましたが、毎日続けてやっていたのはラジオ体操のみです。
あれほど気になっていた左胸の痛みは、なんとすっかりなくなってしまったんです!
これで、胸の痛みの原因は「肩凝り」だったんだと、改めて実感することに。
5ヵ月経った現在でも、胸の痛みの再発は一切ありませんので、これもラジオ体操効果ではないかと思っています。
ラジオ体操については、こちらの記事で詳しく書いておりますので、是非ご覧いただければと思います。
とのもかくにも、僕の胸の痛みは、毎日のラジオ体操で見事になくなりました。
一安心です。
病院に行きましょう
この度の僕のケースでは、胸の痛みの原因は肩凝りでした。
これはまぁ、言ってしまえば、かなり幸運な結果と言えるのではないかと思います。
しかし、それ以外の病気と言う可能性だってじゅうぶんにあったわけですよ。人間、いつどのような病気になるかわかりませんからね。
僕は普段病院に行き慣れている人ではないので、ついつい病院と言うものを敬遠しがちです。どこか体に違和感があったとしても、放っておけばそのうち治るだろうと、そんな楽観的思考の持ち主でもあります。
ですが今回に限っては、やはり胸の痛みが辛いものであり、不安でたまらなくなったが故に病院に行きました。行かざるを得なかったと言った方が良いかもしれませんが。汗
これがもし、一刻を争うような病気だったら、「なぜもう少し早く病院に行かなかったんだ」と言う事態にもなりかねませんよね。
幸い僕の場合は肩凝りと言う、ちょっとした「オチ」みたいな結果ではあったのですが、それでもそれがわかっただけでもかなり大きいです。
改めて「病院に行く」ことの大切さを実感しました。
ネットで情報も溢れていますので、色々調べることはできるんですけどね。でも結局はちゃんと病院で診てもらわないとわからないんです。当たり前のことかもしれませんが。
もちろん中にはネットで解決してしまうこともあるんでしょうけどね。
やっぱり、病院で診てもらった方が確実です。
体に異変を感じましたら、まずは病院に行きましょう。
僕もそれを肝に銘じることにします。