おでんツンツン男の動画
コンビニでツンツン言いながらおでんをつつく男の動画。
もう超有名ですよね。笑
この男、年齢は28歳で二児の父親でもある人物です。
(画像出典:nicovideo.jp)
Twitterや2ちゃんでツンツン動画は拡散し炎上。
テレビでもガンガン取り上げられ、瞬く間に有名人になってしまいました。
僕もネットやらテレビのニュース番組で、何度も彼の「つんつん動画」を目にしました。
なかなか破壊力のある動画で、一度見たら忘れないくらいインパクトがあります。
だって、成人男性が、ツンツン言いながらコンビニのおでんをつついてるんですよ?笑
僕は今まで、そんな光景を一度も目にしたことはありません。
初めて見た光景です。笑
行為としては間違いなく最低の行為ですし、現に彼は逮捕もされています。器物損壊と威力業務妨害の容疑ですね。その後不起訴にはなっていますが。
この男の「つんつん行為」に関しては、「意味がわからない」「理由がわからない」などの声も多いとは思いますが、迷惑行為を自慢すると言うのは、いわゆる暴走族的なヤンキー心理に通じるものもあるかとも思います。
ですのでこの動画も、きっとそう言った類の延長線上ではないかと思います。
そう考えますと、全く理解できない行動、と言うわけでもないんですよね。「悪いことをしている自分をアピールしたい」と言うヤンキー心理ですから。
世のバカッターなども皆、そんな心理からの行動が多いのでは?と思います。動画や写真と言う手段によって、自分の迷惑行為を自慢したいわけですよ。反社会的な行為を。
昔だったら改造バイクにまたがり、暴走族なんかして自分の反社会性をアピールしていたのが、現在は動画でSNSを使ってアピールしてるわけです。
もちろんだからと言って、僕はその行為を称賛しているわけでも、容認しているわけでもないですよ。笑
どの行為も最低だと思いますし、モラルとしては完全にアウトだと思います。
「おでんツンツン男」の行為も間違いなく迷惑行為以外の何者でもありません。
しかしながら…。
この動画がこれだけ拡散し、「おでんつんつん男」がこれだけ有名になったのは、単に「迷惑」「非常識」「気持ち悪い」「あり得ない」と言うマイナス要素だけではないと思うんです。
炎上エンターテイメント
成人男性が「つんつん」言いながらコンビニのおでんをつつく動画。
これ、ニュースとしてはかなり面白い話題だったのではないかと。
もちろん受け取り方は人によって違うとは思いますし、この動画を見て本当に不愉快になった方、気分を悪くされた方、お怒りになった方もいるとは思います。
一方で、これを楽しんだ人たちもかなり多いのではないかとも思うんです。
SNSでの拡散と言う土台もあって、テレビのニュースやワイドショーでもかなり取り上げられていました。
真面目なニュース番組でも、あの映像が流れるわけですよ。「つんつんつんつーん」って。笑
「おでんツンツン男」と命名もされ、かつてないほどに「つんつん」と言うワードが画面上でも飛び交ったのではないかと。笑
(画像出典:livenan.com)
行為としては最低ですけど、エンターテイメント性はかなり高かったのではないかと、僕は個人的にそう思っています。
おでんツンツン男に限らず、こう言った迷惑行為の動画が、ある種の「炎上エンターテイメント」になっているとは思うんですよ。
見ている側も、行為そのものには顔をしかめながらも、ニュースとしては楽しんでしまう部分が多々あるのではないかと。
少なくとも、僕にもそう言った気持ちはあります。
こう言った動画が取り上げられた後は、かならずそれに対する非難が展開され、その批判に多くの人が賛同します。当然の流れですけどね。
ある意味、「迷惑動画を取り上げる」そして「非難する」と言うテンプレートができてるんですよ。
そして、僕も含め多くの人が、その流れを全体として楽しんでいる節は、否定できないのではないかと。
迷惑行為が取り上げられ、迷惑行為の本人達が非難されると言う一連の流れ。そこまで全部をひっくるめて「炎上エンターテイメント」になっているのではないかと。
ニュースと言うのは、それ自体がエンターテイメント性を持ってしまっている部分も否定できませんので、もちろんこの迷惑動画に限ったことではないかもしれませんが。
それでもなお、そんなニュースのジャンルの一つとして「炎上エンターテイメント」が確立されてきているのではないかと、そんなふうに思ってしまうわけです。
そして、どんなにそう言った動画が非難されようと、迷惑行為を人に自慢する人たちは後を絶たず、次から次へと出現します。
これは先ほども書きました通り「暴走族的な」不良自慢、犯罪自慢、迷惑行為自慢による反社会性のアピールです。それがこの時代ならではの表現方法になっただけに過ぎません。そう考えますと今後もなくなることはないのでは?と思ってしまいます。
残念ながら。
おでんつんつん男は別格
次々と出現する迷惑動画自慢の方々。
そんな中で、おでんツンツン男に関しては、僕はやはり別格なのではないかと思っています。
彼が話題になった直後にも、ヤマト運輸の営業所にチェンソーを持って脅迫しに行った「チェンソー男」や、自分の股間を触った手で商品のお酒をツンツンした「お酒ツンツン男」などが取り上げられました。
どちらも本当に最低の行為ですし、社会生活を営む人として、アウトだと思います。
しかしながら「炎上エンターテイメント」として楽しんだ人も多いかと。
ただ、多くの迷惑動画の方々と、「おでんツンツン男」の一番の大きな違いは、僕は「音声」だと思っています。
商品であるコンビニのおでんをつんつんすると言う、最低の行為。
それを行いながら「つんつーん」「つんつーん」「つんつんつんつーん」と連呼するわけです。
(画像出典:nicovideo.jp)
この音声のインパクトが、これまた大きかったんですよ。
ものすごく頭に残るフレーズなんです。笑
このフレーズがあるだけで、印象の残り方がもう別格なんです。
印象に残るかどうかで言いましたら、少々タイプは違いますが、号泣記者会見の野々村竜太郎に通じるものもあるのではないかと。
野々村竜太郎は、別格と言うかもう伝説ですけどね。笑
おでんツンツン男は、野々村には遠く及ばないかもしれませんが…それでも迷惑動画界の「炎上エンターテイメント」の中では、その地位を揺るぎないものにした男だと思います。
彼はこの先どこへ行っても、顔を知られている限りは「つんつん」として生きて行くわけですし、その家族までも「つんつんの家族」として生きて行かなければいけないと言う、あまりにも大きな代償は支払っていると思いますが…。
ネットやSNSと言う形式での表現ですので、昔のように「若気の至り」だけでは済まずに、後世までずっと形として残ってしまい、後悔や反省をした時には既に取り返しがつかないことになっている、と言う側面もあると思います。
まぁ、彼や彼の家族が皆、そんなこと屁とも思わず、逆に有名になったことを歓迎してたりしたら、全てが彼の理想の形になっているわけですが。笑
彼が我が家に残したもの
僕は、いつの間にか「おでんツンツン動画」のフレーズを、完コピしてしまいました。
「さわっちゃう」
「これもつんつーんて」
「つんつーん」
「つんつんつんつーん」
「あっついわ」
そして、ふとした瞬間に「つんつんつんつーん」と口にするようにまでなってしまったんです。笑
嫁には「完コピしてて気持ち悪い」と完全に引かれましたが…汗。
もちろん、四六時中頭の中に「つんつん」が鳴ってるわけではありません。
例えば、人差し指で電気のスイッチを押す時。
同じく人差し指でお湯のスイッチをONにする時。
「つんつん」が脳裏に浮かんできてしまうんです…。
テレビのリモコンとか、エアコンのリモコンとか、基本的に親指で捜査する時は何も浮かばないんですよ。
人差し指でつんつんのポーズをした瞬間、彼の「つんつんつんつーん」が浮かんでしまうんです。笑
そして頭に浮かんだからには、それを口に出さずにはいられないんです。
「つんつーん」
「つんつんつんつーん」
これはマズイ。
これを頭から振り払いたい。
しかし、そう思えば思うほど、逆に意識してしまうものなんです。
嫁には完全に白い目で見られているのですが、僕の「つんつん」に浸食されたのか、たまに嫁も「つんつん」を口にするように…。
「つんつん」ってこれまでの人生では、おそらくそんなに口にすることがなかった言葉です。
記憶を辿っても、大人になってからは「つんつん」と言う言葉を発したのかどうかも危ういくらいです。
それくらい言う機会がないフレーズ「つんつん」。
それを毎日のようにこんなにも連呼してしまうとは…
完全におでんツンツン男に浸食されてしまいました。
恐るべきおでんツンツン男。
果たして僕はこの後、「つんつんの呪縛」から解き放たれるのでしょうか…。
ブラックライン改装中!
(記事トップ画像出典:nicovideo.jp)