笑う門には福来たる

おじさんの四次元ポケット

初めての親知らず抜歯。斜めに生えた右下の親知らず。


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親知らずは抜かないといけないの?

昨日、毎月歯医者にクリーニングに通っている記事を書きましたので、今日はそれに関連して、親知らずについて書きたいと思います。

僕は虫歯になりやすい体質で、さらには歯並びもあまり良くはありませんでしたので、10代の頃から何かと歯医者に行く機会は多くありました。虫歯の治療で、悶絶するような痛みも経験しています。

虫歯の痛みやその治療が恐怖になってしまい、虫歯にならないようにするため、月に一度歯医者に通い始めたのが10年前です。それと共に日々のデンタルケアも始めました。

それらについて書いた記事がこちらです。

現在は同じ歯医者さんに10年ほど通っているのですが、それまでは何ヶ所かの歯医者さんにお世話になりました。

で、歯医者さんに行くとまずレントゲンを撮られるんです。

その際にどの歯医者さんもレントゲンを見て、「この親知らずはいつか抜かないといけない」と僕に言うわけです。あとは「斜めに生えているので抜くのが大変」とも。

僕はこれまでの人生で、一度も親知らずを抜いたことがありません。

なんとなく親知らずの抜歯については「大変なもの」「いつか抜かなきゃいけないもの」と言うイメージは持っていましたが、その程度の知識です。

友人や知人などで、親知らずを抜歯して大変だったと言う話も聞いたことはあるかと思うのですが、実際にその大変さが伝わって来なかったので、正直よくわかっていませんでした。

そして自分自身も歯医者に行く度に「いつか抜いた方が良い」とは言われるのですが、「いつか」なのでまだまだ先のことかな~なんて、軽く考えてしまってたんです。

しかしです。

忘れもしない32歳の冬。

右下の奥歯のさらに奥と言いますか、なんだか喉の方までもが痛くなってしまうと言う事態が発生。

これは虫歯か?と不安になりつつ、今も通っている歯医者さんに診てもらいますと…

親知らずが手前の歯を押していて、そこから来る痛みではないかと。また、周囲も炎症を少し起こしているとのことです。

僕の場合、かなり斜めに親知らずが生えているので、それが手前の歯を圧迫してるのだと。

そして歯医者さんは…

抜いちゃいましょうか」と。

ついにこの時が来てしまいました。

「いつかは抜いた方が良い」の「いつか」が来てしまったんです。

このまま放置するとさらに痛みがひどくなったり、周囲の歯にも影響を及ぼしかねないとのことで、僕も抜歯に同意するしかありません。

 

抜歯への不安

歯医者さんの判断により、僕が抜いた方が良いとされた親知らずは二本です。

右下左上です。

で、右下の方が斜めに生えていて、痛みが出たのもそちらです。抜歯も簡単ではないとのことで、先に右下から取り掛かることになりました。

僕はこれまで、病気や怪我で手術と言うものを一度も経験したことがありません。

敢えていいますと、虫歯の治療くらいです。

虫歯の治療って手術ですからね。削ったりしちゃうわけですから。

ですので僕にとって親知らずの抜歯は、これまでで最も大掛かりな手術なんです。

しかも、どうやら歯茎の中に埋まっているらしく、歯茎を切開して抜歯するとのこと…。

あぁ怖ろしい。

考えただけで怖ろしい。

抜歯後は腫れたり痛みが出る場合があるとのことで、その場合でも支障のない日程にしましょう、と言われまして、恐る恐る日程を決めます。

決めた日程が10日ほど先だったのですが、すでに不安で一杯です。

一日一日近付くにつれ、キャンセルしたくてたまらなくなります。

バックレてしまおうか、などとも本気で考えました。笑

しかし逃げたところで、いつかはやらなければいけないわけです。痛みがひどくなるのも嫌ですし。

これはもう、やるしかないですね。

 

初めての親知らず抜歯

不安と緊張感を抱えながらも、抜歯当日。

歯医者の椅子に座らされた状態で、一枚の書類が差し出されます。

なんでも、「抜歯の際に神経を傷つける怖れがあり、交通事故と同じくらいの割合で、麻痺などが残る可能性がある」とのこと。それを患者が承諾した上での抜歯と言うことで、サインが必要みたいです。

直前にそのようなことを言い出され、動揺。汗

しかしここまで来て辞めるわけにもいきません。

もし麻痺が残った場合には、しかるべき病院を紹介します、との説明も。

不安な気持ちは抱えながらも承諾書にサインします。

あぁ怖ろしい…。

その後麻酔を念入りに掛けられ、いよいよ抜歯開始です。

普段は執刀しない、院長先生自らの抜歯です。

そして手術は進み…

開始から終了までは30分ほどだったでしょうか。

途中少し痛みを感じることもありましたが、麻酔が効いてるのでそれほどでもありません。

親知らずを砕いて割って抜歯したとのことで、その割る作業の際には、なんだかガンガンと顎に響いた覚えはあるのですが…笑。

あっさり、と言うわけではありませんでしたが、思っていたよりもスムーズに終了した気がします。

院長先生の腕前もプロなのだと思うのですが、見事に僕の斜めに生えた親知らずが抜歯されたわけです。

先生は砕かれた僕の親知らずを見せてくれました。

砕かれてはいますが、なかなか立派な歯です。これが歯茎の中に埋まっていて、そいつを引っ張り出したのか~と思うと、なんだかちょっと不思議な感じもします。

抜歯が終わっても麻酔がまだまだ効いていますので、口の感覚がおかしな状態が続いています。

上手く喋れなかったりはしましたが、それでも抜歯後の注意点を聞き、それらが書かれた紙も頂き、お会計も無事に済ませました。

不安で一杯だった初めての親知らず抜歯

無事に終わりました。

そして「意外と平気だったな~」などと余裕をかましていた僕ですが…

地獄はこの後に待っていました。

それについては、こちらの記事をご覧頂ければと思います。

まさかこんな地獄が待っているとは…笑。

大変な想いをしました。

 

 

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