ONE PIECEってどんな漫画?
少年ジャンプにて連載されている漫画、「ONE PIECE(ワンピース)」。
作者は尾田栄一郎さんで、1997年から現在も連載されている漫画です。
1999年よりテレビアニメでも放送が開始され、現在も毎週日曜日の朝に放送中です。
この記事を書いているのは、2019年の10月です。つまり現時点で、漫画もアニメも約20年続いていることになるわけです。
ワンピースを漫画で読んでいたり、アニメで見てる人ではなくても、その存在は知っているのでは?と思うくらい、おそらく広く認知されているものではないかと。
実際僕も、ワンピースを読む前にもその存在は知っていましたし、なんとなくではありますが、キャラクターも数人は認識していたかと思います。
ONE PIECEは海賊の物語です。主人公は、少年モンキー・D・ルフィ。ゴムゴムの実を食べたゴム人間です。ルフィは海賊王になるため一人で海に出ますが、行く先々で仲間達と出会い、後に海賊「麦わらの一味」としてその名を轟かせることに。海賊王を目指すルフィの前には、立ちはだかる強敵の数々。そしてルフィたちの旅は、ワンピースと呼ばれる大秘宝を目指す冒険でもあるんです。
ざっくりとした説明ですが、だいたい大筋はそんな感じです。
こちらが主人公のモンキー・D・ルフィ。
(画像出典:https://one-piece.com/)
おそらくワンピースを知らない人でも、この少年はどこかしらで見たことがあるんじゃないかと思います。
そしてこちらが「麦わらの一味」です。現在は9人です。
(画像出典:https://one-piece.com/)
海賊の一味が海賊王を目指し、大秘宝を見つける漫画。
そう聞いただけでは、もしかしたら「子供向けの漫画」だと思ってしまうかもしれませんが、これがまたとんでもないんです。
子供はもちろん、大人もめちゃめちゃ楽しめる漫画なんです。
もしかしたら、子供よりも大人の方がハマってしまうかもしれません。
ワンピースを勧められる
僕は現在40代ですが、ONE PIECEを初めて読んだのは30代の後半でしょうか。今から6~7年前かと思います。
それ以前にも、友人から「ワンピース面白いよ」というのは度々聞かされていました。そして強く勧められもしていたんです。
めちゃめちゃ面白いから、読んでみろと。
しかしこのとき既に、ワンピースは65巻くらいまで出てたかと思います。65巻と言ったら、当然ですがなかなかのボリュームですよね。
僕はもちろん漫画が嫌いではありませんし、むしろ好きな方です。
子供の頃は毎週ジャンプに夢中でしたし、単行本もそれなりに持ってました。「キン肉マン」とか「聖闘士星矢」は全巻持ってた気がします。「ドラゴンボール」、「ジョジョ」、「北斗の拳」、「男塾」なんかも数冊は自宅にあった覚えがあります。
しかし、上京してからというもの、気付けば「マンガを買う」という習慣がすっかりなくなっていました。
若い頃はたま~に漫画喫茶で読んだりはしましたが、それ以外はごく稀に友人から借りる程度でしょうか。東京で一人暮らしを始めてから、自分でマンガを買った覚えがないんですよね。
ですのでワンピースを勧められても、既に65巻もあるという時点で、自分で買おうとは思いません。
また、積極的に友人に借りようとも思っていませんでした。
決して興味がなかったわけではないのですが、敢えて買ったり借りたりしてまでは、という気持ちだったんだと思います。
そんな中、思いもしなかった形で、ONE PIECEの面白さを知る機会が訪れたんです。
初めてのONE PIECE
ある土曜日の夜。
その日は嫁が不在で、自宅には僕の一人だけ。
何気なくテレビをつけますと、まさに今からフジテレビにて、土曜プレミアムが始まろうとしているところでした。
その内容は『ONE PIECE エピソードオブナミ ~航海士の涙と仲間の絆~』。
ちょうどその頃、僕は友人たちからワンピースを勧められていましたので、「おっ」と思いますよね。お、ワンピースの映画か?と。
友人たちに勧められていなければ、おそらく見ようとは思わなかったかもしれません。
そのままの流れで、なんとなくそのワンピースの映画らしきものを見始めました。登場人物も誰が何なのか全くわからず、ほぼ予備知識ゼロの状態でです。
気軽な気持ちで見始めたのですが…。
僕はいつの間にか真剣になって見ていたようです。
終盤にかけてのワンシーン。
ナミ「ルフィ………助けて…」
ルフィ「当たり前だ!!!!!」
(画像出典:https://scontent-lga3-1.cdninstagram.com/)
ここで僕は、泣きました。
涙がドワァー!と溢れてきてしまったんです。涙を我慢できなかったんです。
嫁も不在でしたので、おもいきり声を上げて泣きました。
ほぼ予備知識ゼロで見たにも関わらずです。まさか泣かされることになるとは思ってもいませんでした。やられました。
そしてその土曜プレミアムを最後まで見た僕は、すっかりワンピースに心惹かれてしまったんです。最初から見てみたいと、そう思うようになったんです。
ワンピースを全巻購入
『ONE PIECE エピソードオブナミ ~航海士の涙と仲間の絆~』をたまたまテレビで見て、ワンピースに興味を持った僕は、漫画で1巻からワンピースを読んでみようと決めました。
しかし、その時点で全部で65巻ほどまで出ていますので、いっきに買うか少しずつ買うか、友人に借りるか、さぁどうしようかな~と思っていたその頃です。
嫁が急に入院するという、我が家の一大事が発生します。入院期間は3週間ほど。
僕もできる限り病室に顔を出すようにして、嫁が必要な物なども、その都度持って行くことに。
そんな入院生活に嫁も少しずつ慣れてきますと、どうやらかなり退屈な時間もあり、暇を持て余している様子。
まさにここです。このタイミングです。
僕は入院している嫁に、ワンピースを1巻から差し入れることにしたんです。毎回5冊ずつくらい。
病院に行く前に本屋で5冊購入し、まずそれを入院中の嫁に渡します。ですので順番的には嫁が先に読み、僕はそれを回収した後に読む形です。
そんなふうにほぼ同時に1巻からワンピースを読み始めた僕と嫁ですが、これがもうめちゃめちゃ面白くて、読み始めると止まらないんですよ。
続きが気になって仕方なかったです。
そして、嫁は入院しているベッドの上で、何度も泣いたそうです。僕も何度も泣きました。
そんなふうに5冊ずつの購入を繰り返していましたら、あっという間にワンピースを全巻揃えてしまいました。
ワンピースにハマる
ワンピースは、凄い作品だと思います。僕はすっかりその魅力にハマってしまいました。
いつの間にか僕は、単行本を何周も読み返し、すっかりワンピースが大好きになっていたんです。
同じくワンピースが大好きな友人たちとも、ワンピースの話で盛り上がるようにもなりました。居酒屋でおっさん達が、熱くワンピースについて語ってるわけです。笑
また、ワンピースの映画が公開されると、嫁と一緒に映画館に行くようにもなりましたし、東京タワーにあるワンピースのテーママーク「東京ワンピースタワー」にも行きました。
(画像出典:https://img-cdn.guide.travel.co.jp/)
ワンピースショップを見つけますと、思わずグッズなんかも買ってしまったりするように。
僕のお気に入りのワンピースグッズは、こちらのハンカチです。
ワンピースの名シーンがプリントされているもので、ついつい買ってしまったんですよね。
ワンピースには、僕のような40過ぎのおっさんが、こんなハンカチを平然と持ち歩くくらい、魅力があるということです。笑
他にも僕の家には、ちょいちょいとワンピースグッズが置かれています。チョッパーの貯金箱とか、カキ氷器なんかもあります。いい大人が…と思われてしまいそうですけれど。
この記事を書いている現在(2019年10月)、ワンピースは94巻まで出ています。
嫁の入院を機に全巻を購入した僕は、その後も新刊を発売日当日には購入するようになりました。
ジャンプでは読まずに、単行本で、という形です。単行本ですとだいたい3ヶ月に一度くらいのペースでの発売ですので、待つ期間がけっこうあり、辛いんですけどね。
今では僕も嫁も、最新刊の発売日を心待ちにする日々です。40代にもなって、まさか漫画の発売日を心待ちにするようになるとは思ってもいませんでしたけれど。
早く続きが読みたいです。
ワンピースのすすめ
ONE PIECEは、大人でも子供でも楽しめる漫画だと思います。
作者の尾田栄一郎さんは、間違いなく天才だと思います。この人の頭の中は一体どうなっているんだろう?と思ってしまいます。常人ではとてもこんな漫画は作れません。
まず、ストーリーがめちゃめちゃ面白いです。惹き込まれます。手に汗握る展開だったり、とんでもないどんでん返しがあったり。様々な伏線が散りばめられていて、それが少しずつ繋がっていく手法も凄いです。ほんとに毎回ワクワクさせられます。続きが楽しみで仕方なくなりますからね。
そして、登場する一人一人のキャラクターがとても魅力的なんです。ものすごい数が登場するのですが、一人一人がちゃんとキャラ立ちしてるんです。毎回、こんなに大勢新キャラが出てきて大丈夫なのか?と心配になる程なのですが、気が付けばそんな心配は吹っ飛んでいます。見事に収集してるんです。ホントに凄いです。
笑いどころも満載ですし、逆に泣きどころも満載です。
僕はワンピースを読んでいて、何度泣いたことか。
感動してしまうんですよね。心が揺さぶられて、涙が溢れてきてしまうんです。
みんな、かっこいいんですよ。グッときます。その行動に、言葉に、生き方に、読んでいると心が熱くなるんです。
彼らの生き方は、日本の「武士道」に通じるものがある気がします。
僕は新渡戸稲造さんの「武士道」を読んだことがあるのですが、その中で武士道は日本の道徳だという一節があったかと思います。
宗教が日常に根付いている国では、宗教が道徳教育を兼ねています。しかしそのような形が一般的ではない日本では、武士道が道徳教育の代わりを担っているのではないかと、そう書かれていた箇所がありました。
と、少々お堅い見方をしますと、ワンピースは道徳教育にもぴったりの漫画ではないか?なんて思ってしまったりするんです。子供にも是非読んで欲しい、そう思ってしまうんです。
もちろんそんなこと抜きにして、まずは面白い漫画、楽しめる漫画として、娯楽としても一級品だと思います!!
まだワンピースを一度も読んだことがないという人には、心からお勧めしたいです。
現在全94巻ですので、ちょっとハードルは高いかもしれませんが、読み始めればあっと言う間です。
おそらく読み始めたら止まりませんので、どうぞ大人買いしてください。笑
いっきに全巻買って読んでください!!