笑う門には福来たる

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おじさんの四次元ポケット

「村上海賊の娘」が超面白かった件。おじさんの感想。

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「村上海賊の娘」は文庫で全4巻

「村上海賊の娘」は第11回本屋大賞を受賞した小説で、話題にもなった作品ですので、その名前は聞いたことがある人も多いのではないかと思います。

本屋さんでもかなり目立つ場所に置いてあったりしますし。

作者は和田竜(わだりょう)さんで、映画化もされた「のぼうの城」とか書いてる方です。

長編歴史小説で、単行本ですと上下巻文庫ですと全4巻です。

時は戦国時代。織田信長が天下統一のために暴れ回っていた頃です。

瀬戸内海を支配する、天下一の海賊と謳われた「村上海賊」。

その村上海賊の当主の娘で、自由奔放に生きる「村上景(むらかみきょう)」の戦いと成長を描いた作品です。

僕は読書が好きでして、ジャンルにとらわれず面白そうだな~と思ったものは、片っ端から読んでしまう方です。ですので話題になった本は、いつもそれなりに手を出しています。

ただ、基本的に読書をするのは自宅ではなく、電車の中だったり、外で誰かを待っている時だったりしますので、文庫で読んでいます。でかい単行本は持ち歩きづらいので。文庫派です。

村上海賊の娘」も昨年ようやく文庫化されまして、本屋さんでも文庫が平積みされていて、そのうち買ってみようと思っていました。

ただ、全4巻もあり、いっきに四冊買わねばいかんので、ちょっとだけ躊躇してたんですよ。ボリュームとしてはでかいので。

しかしながら、ようやく自宅にあった読んでいない文庫を全部読み終わり、新しい本を渇望していましたので、そのタイミングで全4冊をついに購入しました。

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僕はこれまで和田竜さんの作品は一度も読んだことがありません。

映画化もされた「のぼうの城」は名前こそ聞いたことがありましたが、本も読んでいませんし、映画も見ていません。興味は持っていたんですけどね。

ですので、和田竜さんと言う人がどんな本を書くのか全く知らず。

「村上海賊の娘」も作者の名前で興味をそそられたわけではなく、「本屋大賞をとって話題になった」ので興味を持ったと言う、ミーハーな理由です。

初めて手にする和田竜さんの小説「村上海賊の娘」。

どんな小説なのかワクワクしながら読み始めました。

 

「村上海賊の娘」の感想

まず第1巻のページをめぐりますと、瀬戸内海の地図が現れます。

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おそらくこの地図をじっくり見る必要は今はないんだろうな~と思いながらも、僕はじっくり見てしまうんですよね。笑

しかし、まだ何も読んでいませんので、この地図を見てもいまいち何のことやらわかりません。笑

後々はこの地図を見るのが楽しかったりするんですけどね。

さらにページをめくりますと、登場人物が2ページに渡り紹介されています。

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この時点で、ちょっとした抵抗感はあります。正直なところ。

登場人物が多いと、果たしてアホな自分に理解できるのか?と思ってしまうわけですよ。誰が誰なんだかわからなくなるのでは?と言う懸念が生じてしまうんです。笑

しかしながら、そんなのは本当に余計な心配なんですけどね。

誰が誰なのかわからないまま、とりあえず登場人物に一通り目を通し、さあ読み始めです。

そして、本当に最初の方こそ、いったん人物紹介に戻り確認する、と言う作業を少なからずはしましたが、あとはもう、その面白さに熱中してしまい、あれよあれよと言う間に2巻、3巻、4巻と読み進め、全部読み終わってしまいました!

読み終わった率直な感想は…

めちゃめちゃ面白かったです!!!

登場人物たちも一人一人キャラが立っていて、すぐに覚えてしまいます。みんな強い武将とかばっかりなんですよ。織田信長も出てきます。

誰もが皆、かっこいいんですよね。

そして、主人公である景の想いだったり成長だったり。

戦国時代と言う乱世に身を投じた海賊や武将たちの生き様が、本当に面白く描かれています。

海賊ってかっこいいな~なんて思っちゃったりもします。

もちろん、戦の残酷さや非情さもそこにはあるんですけどね。

全部読み終えてしまった後は…

「もっと読みたい」

「まだ終わって欲しくない」

「この後彼らがどのように生きたのか詳しく知りたい」

そんなふうに思ってしまうくらい、読み終わってしまったのがもったいなく思えてしまいました。

めちゃめちゃ面白かったです。

 

「村上海賊の娘」と「花の慶次」

花の慶次」と言う漫画をご存じでしょうか?

「北斗の拳」を描いた原哲夫(はらてつお)さんが描いた漫画です。原作は隆慶一郎さんの歴史小説「一夢庵風流記」です。

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(画像出典:www.hananokeiji.jp)

僕が中学生の時に週刊少年ジャンプで連載されていていまして、当時も熱中して読んだ覚えがあります。

そして、大人になってからも何度か単行本で読みました。

戦国時代の武将で、傾奇者として名を馳せた人物「前田慶次」の生き様を描いた漫画で、すげー面白いんですよ。

戦国武将たちがみんな強くてかっこよくて。

そして今回、僕は「村上海賊の娘」を読んでいて、この「花の慶次」を思い出してしまったんです。

小説と漫画と言う表現の違いはあれど、かなり共通点も多く、村上海賊の娘は、まるで「女性版・花の慶次」を読んでいるかのようでした。

主人公のと、前田慶次が重なってしまいますし、登場する武将たちの強さや勇猛さにも共通する点が多いです。

どちらもワクワクしますし、そのかっこよさに痺れます。

僕は3年ほど前に、友人から「花の慶次」を全巻借りて読んだばかりだったのですが、また全巻読んでみたくなってしまいました。

買おうかな…笑。

 

「花の慶次」が好きな人には「村上海賊の娘」も間違いなく面白いと思います。

小説が苦手な人でも、いったん読み始めればすぐにその世界に没頭してしまうはずです。

ぜひどちらも併せて超おススメします!

 

村上海賊の聖地巡礼がしたい

僕は歴史は好きな方で、子供の頃から戦国時代とか幕末とか大好きでした。

にも関わらず、意外と実際にその歴史の舞台となった場所とか、行ったことがないんですよ。

しかし今回、「村上海賊の娘」を読み終えて、瀬戸内海とか大阪とか行ってみたくなっちゃいました。実際に海賊たちがいた場所をこの目で見てみたいなって。

村上海賊の本拠地であった瀬戸内海の「能島」や、戦いの舞台となった大阪湾

彼らに所縁のある場所に訪れてみたいな~って。

それくらい、印象に残る小説だったんです。

小説に没頭していると、自分もその場所にいるかのように思えてきます。

海賊同士の戦いをまるでタイムスリップして、その場で見ているかのように。

ですので全部読み終えてしまうと、なんだか自分だけ現実の世界に戻ってきたかのような感覚になっちゃうんですよね。

とても寂しい気持ちです。

そして、そんなふうに没頭させる、和田竜さんと言う人は凄いな~と。

僕はこの「村上海賊の娘」を読んですぐ、他の和田竜さんの小説も読んでみたくなり、さっそく本屋さんで「忍びの国」と言うのを買いました。

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こちらも面白かったです!!あっと言う間に詠み終わってしまいました。

敢えて比べろと言われたら、「村上海賊の娘」の方に軍配は上がりますが…笑。

次は是非「のぼうの城」を読んでみようと思っています。

和田竜さんの作品、全部読んでみたくなりました。

とにかくまずは「村上海賊の娘」。

これがすげー面白かったです。

全4巻と多少ボリュームはありますが、超お勧めです!!

 

 

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